585.千日回峰行
天台宗総本山延暦寺大乗院の星野圓道住職が、過酷な荒行で知られる「千日回峰行」でも最大の難関の「堂入り」を無事終えました。
堂入りの達成は01年の藤波源信師以来6年ぶりで、戦後12人目だそうです。
星野師は03年に千日回峰行に入り、順調なら09年秋に満行を迎える予定です。
ところで、千日回峰行とは?
不動明王と一体となることを目指す行で、十二年籠山行を終え、百日回峰行を終えた者の中から、さらに選ばれたものだけに許される行のこと。
行者は途中で行を続けられなくなったときは自害する決まりで、そのために首をつるための紐と短刀を常時携行し、頭にはまだ開いていない蓮の華をかたどったヒノキの笠をかぶり、白装束(死に装束)をまとい、草鞋ばきといういでたちで、回峰行自体は7年間にわたる行のこと。
700日目の回峰を終えた日から堂入りが行なわれ、無動寺谷明王堂で足かけ九日間(丸7日半ほど)にわたる断食断水断眠の行に入る。入堂前に行者は生き葬式を行ない、不動明王の真言を10万回唱え続ける。出堂すると、行者は生身の不動明王ともいわれる大阿闍梨(だいあじゃり)となり、信者達の合掌で迎えられる。
これを機に行者は自分のための自利行(じりぎょう)から、衆生救済の化他行(けたぎょう)に入り、これまでの行程に京都の赤山禅院への往復が加わり、1日約60キロの行程を100日続け、7年目は200日ではじめの100日は全行程84キロにおよぶ京都大回りで、後半100日は比叡山中30キロの行程に戻り、千日を満行する。
この行を終えた行者は延暦寺の記録では47人しかいない。
なお、千日回峰行を終えた者は京都御所への参内が許されるが、その際は土足のまま参内する。
通常京都御所内は土足厳禁であるが、千日回峰行を終えた者のみ、御所へ土足のまま参内できる。
いくら修行とはいえ、7年もの間、地球を1周する距離を歩き続ける、それも行をしながら・・・
選ばれし者でしか達成することの出来ない業なのでしょうね?
私のような凡人には、とてもとても・・・
星野氏の千日回峰行の無事、満行をお祈り申し上げます。






